
頭ではわかってるのに、英語を話そうとすると文法がめちゃくちゃになる…もっとスムーズに文を作れるようになりたいなぁ〜。



当記事ではこんな悩みにお答えするよ!
英語で自分の意図を正しく伝えるために欠かせない基礎スキルの一つ「英文法」。
英語の文章は難なく理解できるのに、会話になるとうまく文を作れない…とお悩みの方も多いのではないでしょうか?
そこで当記事では、英会話で文法がめちゃくちゃになる6つの原因と具体的な解決策を解説します。
この記事を読めば、自分がどんな罠にハマっているのかが明確になり、どのように対策すればいいかが分かりますよ。
記事の要点(あらかじめ伝えておきたいこと)
闇雲に英文法を学んでも、大した成果は期待できない。
大事なのは、「知識としての文法」ではなく「話すための文法」を身につけ、自主トレを積み、実践レベルに引き上げていくこと。
英会話に文法は不要?それとも必要?
本題に入る前に「英会話に文法は必要かどうか」について軽く触れておきます。
そんな話いいから、早く文法がめちゃくちゃになる理由教えてよ。という方は「こちら》」をクリックしてください。
結論から述べると、難しい文法の知識はいりませんが、中学レベルの文法(文型・修飾・時制など)は理解しておく必要があります。
英語は配置の言葉。どこにどの要素を置くかで意味が変わる言語です。
下記の例文をご覧ください。
I’ll show you a picture.
(あなたに写真を見せてあげる)
こちらは「O1(人)にO2(物)をあげる/くれる」を表す第4文型(SVO1O2)の文。
(S:主語 / V:動詞 / O:目的語)
もしO1とO2の順番を逆にして、「I’ll show a picture you.」としてしまうと、「写真にあなたを見せてあげる」となり、意味不明な意味になります。
それだけ、英語にとって「各要素の位置」は大事なんですよね。
また、英語は「詳細から伝えていく日本語」と異なり、うしろに説明を加えていく言語。


まずは大事なことを言い切り、そのあとに説明を加える意識がないとうまく文を作れません。



英会話に基本的な文法知識は欠かせないよ!
英会話で文法がめちゃくちゃになる理由
英会話で文法がめちゃくちゃになる主な原因は下記の6つです。
1つずつ深掘りますね。
ミスを恐れすぎて萎縮している
まずは心理的な要因から。
文法に固執しすぎると、過度にミスを恐れ、会話で思考が止まってしまいます。
「間違ったらどうしよう…」
「伝わらなかったらどうしよう…」
あれこれ考れば考えるほど不安になり、そのプレッシャーで英語を話せなくなるんですよね。
正確に文法を使おうとする姿勢は素晴らしいですが、気にしすぎると「話せない→自信喪失→やる気低下」の負のループにハマるので注意が必要です。
解決策はこちら
日本語の意味に引っ張られている
英語を話すとき、日本語の文構造を英語に当てはめて訳してませんか?
英語の文構造の理解があいまいだと、日本語の意味に引っ張られて、文法的におかしい文を作ってしまいがちです。
試しに下記のことばを英語に訳してみてください。
- 明日はピクニックです
- 買い物すると楽しい気持ちになる
正解はこちら。
- I’m going on a picnic tomorrow.
- Shopping makes my heart happy.
①では文頭の「明日は」に引っ張られて「Tomorrow is 〜」、②では「(買い物)すると」に引っ張られて「If I 〜」で文を始めた方も多いのではないでしょうか?
これって、日本語の文構造を無理やり英語に当てはめて、直訳しているからこそ起こる間違いなんですよね。
英語初心者は結構ここでつまづいている人が多い印象です。
解決策はこちら
まずは何よりも優先的に、英語の文型(構文)を徹底的に頭に叩き込みましょう。
文構造を理解できたら、発話(口から英語を出す)トレーニングを行い、英語の型を身体に染み込ませます。
日本語の文構造に依存せずに文を作れるようになるまで、発話トレーニングを繰り返してみてください。
難しい表現を使ってしまっている
簡単に言えることをわざわざ難しい言葉で話そうとしてませんか?
もしそうなら、その思考がスムーズな文作りを妨げているかもしれません。
例えば、下記の文章。
パソコンが故障してしまい、業務に支障が出ている
正しく英語に訳すと、
My computer has broken down and is interfering with my business.
となりますが、おそらくほとんどの人は「業務に支障が出ている」でつまづくと思います。
日本語では当たり前のように言えることでも、それに対応する英語が聞きなれない表現だと、うまく訳せないんですよね。
結果として、どの文法を使えばいいかわからず、頭を悩ませることになるわけです。
解決策はこちら
文法をむやみやたらに学習している
学校で習った英文法を1からすべて学び直していませんか?
意外と多くの人がやりがちですが、実はその方法、かなり効率悪いです。
会話で使われる文法の大半は中学レベル。高校や大学レベルの難しい文法はほぼ出てきません。
あまり使わない文法を学んだところですぐに忘れるだけです。
それよりかは、会話に必要な文法に的を絞って学習を進めた方がよっぽど効率がいいですよ。
解決策はこちら
生きた英語に触れていない
日々の英語学習が「多読(リーディング)」に偏っていませんか?
英文記事や洋書を読むだけでは、会話に必要な文法は身につきません。
どんなにスムーズに英文が読めても、実際に会話でどのように文法が使われているかを知らない限り、実践で使いこなすのは不可能だからです。



ネイティブが話す「生きた英語」に触れてないことも、文法を正しく扱えない原因の1つだよ!
解決策はこちら
自主トレが不足している
会話で文法を使えない最大の原因は、自主トレ(アウトプット学習)不足。
文法を学んだあとにいきなり実践(会話)に挑んだところで、うまく話せずに撃沈するだけです。
野球で例えるなら、バッドの振り方を本で学んだあとに、すぐ試合に出ているようなもの。
実際に何度もバッドを振って、バッティングセンターとかで球を打って、感覚を体に染み込ませないと、試合で打てないですよね。
英語もそれと同じ。文法を学んだら、実践に移る前にまずは自主トレ。この意識が大事です。
解決策はこちら
英会話で正確に英文法を使うための解決策
ここからは、英会話で文法を正しく使うための具体的な解決策を6つ紹介します。



「これ実践したら、現状を打破できそうだな」と思ったものからチェックしてみてね!
ミスを恐れず、気楽に話す
文法のミスを過度に怖がる必要はありません。
そもそもネイティブですら、普通に文法間違えますしね。
ミスしてしまったら、次回以降うまく使えるようにすればいいだけです。
「ミス=失敗(恥ずかしい)」ではなく、「ミス=成長」だと捉えて、気楽な気持ちで会話を楽しみましょう。
シンプルな表現で短く話す
英会話は「シンプルな言葉で短く話す」が鉄則。
難しい表現を使ったり、無理に一文にまとめたりしようとすると、文作りが大変になります。
英語でうまく言えない部分があれば、自分が知っているシンプルな表現に言い換え、一文が長くなる場合は、短く区切って伝えるようにしましょう。
先ほどあげた例でいえば、
パソコンが故障してしまい、業務に支障が出ている
(シンプルな表現に変換)
パソコンが壊れてしまい、仕事ができない
(英語に訳す)
My computer has broken down and I can’t work.
といった具合です。



これくらいシンプルな文にすれば、文法のミスも格段に減らせるよ!
英会話に必要な文法を学ぶ
英会話に最低限必要な文法は下記の通りです。
- 文型(構文)
- 修飾ルール(指定 / 説明)
- 命令文 / 否定文 / 疑問文
- 時表現(現在形/過去形など)
- 前置詞
- 助動詞
これらの知識さえあれば、なんとか自分の意図は伝えられます。
まずは最優先で上記の項目を学び、あとは必要に応じて、その他の文法を学んでいけばOKです。
その際に注意すべきなのは、知識として覚えようとしないこと。
イメージで理解し、実際の会話で使っている状況を想像しながら学ぶようにしてください。
例えば、
第4文型(SVOO)は「(人)に(物)をあげる/くれる」を表す文。
写真を送ったり、情報をシェアしたりする際に使えるな。
現在形は「広く安定した状況」を表すから、
習慣(趣味や仕事)について話すときに使えるな。
こんな感じ。
イメージと使用シーンを紐づけて学べば、会話で楽に文法を使えるようになりますよ。
おすすめの文法教材
数ある教材の中で圧倒的におすすめなのは、「一億人の英文法」。
知識としての文法ではなく、話すための文法をイメージで学べる参考書です。



学校では教えてくれない目からウロコの情報盛りだくさんだから、
ぜひ手に取ってみてね!
リアル英会話をたくさん聞く
会話でよく使われる文法を知りたいなら、リアル英会話をたくさん聞きましょう。
生きた英語をたくさん聞けば、ネイティブが実際どんな文法を使っているかがわかります。
知らない・使えない文法が出てきたら、すかさず参考書やネットで使い方を検索。
この方法なら、無駄なく会話に必要な文法が学べ、みるみる文法力が身についていきますよ。
発話トレーニングを行う
会話の自主トレ(発話トレーニング)はアプリを使えば効率的にできます。
数あるアプリの中で特におすすめなのが下記の2つ。
- トーキングマラソン
- スピーク(Speak)
ネイティブがよく使うフレーズで、瞬間発話トレーニングができるアプリ。


「日本語を見て、瞬時に英語を浮かべ、発話する」という流れで、英語の瞬発力を鍛えられます。
まさに会話の一歩手前のトレーニングにぴったり。
学んだ文法を無意識レベルで使えるようになりたい方はぜひ活用してみてください。
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※無料期間は会員登録した日の翌日から数えて3日間です
※お試し期間中に料金が発生することはありません
自分で決めた会話シチュエーションに沿って、AIと英会話できるアプリ。


相手はAIなので、気遣い不要ですし、間違いを気にせず思う存分英語をアウトプットできます。
しかも、発音や文法の添削機能つき。不自然な部分を細かく指摘してくれるため、文法のミスに気づけますよ。


会話形式で「発話トレーニング」したい方はお試しあれ。
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※無料期間中に解約すれば、料金は発生しません。
英語で日記を書く
実践前の自主トレとして、英作文トレーニングもおすすめです。
ライティングは、学んだ語彙・文法の知識をフル活用して、思ったことを文章で伝える能力。
英語の文章を書くことで、知識レベルの文法が実践レベルの文法に進化します。
まずは気軽に英語で2〜3行日記を書くことから始めてみてください。
参考がてらに、3年ほど前に私が実際に書いた英語日記を載せておきますね。
まとめ
今回は、英会話で文法がめちゃくちゃになる原因と具体的な解決策をお伝えしてきました。
原因 | 対処法 |
---|---|
ミスを恐れすぎて萎縮している | ミスを恐れず気楽に話す |
日本語の意味に引っ張られている | 英語の文構造を理解する 発話トレーニングを行う |
難しい表現を使ってしまっている | シンプルな言葉で短く話す |
文法をむやみやたらに学習している | 英会話に必要な文法を学ぶ |
生きた英語に触れていない | リアル英会話を聞く |
自主トレが不足している | ①発話トレーニングを行う おすすめアプリ (1) トーキングマラソン (瞬間発話トレーニング) (2) スピーク ![]() ![]() ②英語で日記を書く |
原因がわかれば、あとはそれに応じた解決策を講じるだけです。
ぜひ自分に合った対処法を試してみてくださいね。



会話に必要な文法を学んで、自主トレを積んで、実践レベルの文法を身につけよう!
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